クロックスビストロは調理場で快適に働けるように作られたシューズ(サンダル)です。
これは画期的な良い点と、回避不能な悪い点があります。
私は約15年間何足も履いてきたので、ズバリぶっちゃけます。
ちなみにビストロとビストロプロとスペシャリストを使ってきました。
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クロックスビストロの良い点
一般的な安価なコックシューズとは比べ物にならない快適さです。
基本的には足に履いて使うものなので、大差はないように思うでしょ?これがかなり快適なのです。
特筆すべきは靴底のグリップ力と柔らかさです。
絶対に滑らない靴底
通常のクロックスは靴底も全体と一体化しているのですが、ビストロは厨房専用に設計された滑りにくいパターンの靴底を採用し、底面に貼り付けてあります。
本当に水に強くて滑りません。
しかも耐久性も年々高くなっており、発売当初のモデルから何度もマイナーチェンジをしているようで
当初モデルは何ヶ月か履いていると底面のブロック状のものが「ポロポロ取れて」きたのですが
今では全く取れなくなっています。取れる前にすり減ってきます。
床との摩擦が高く、耐久性もある素晴らしい靴底です。
ちなみに、通常のクロックス製品は滑ります。危ないです。
クッションが柔らかい
厨房では立ちっぱなしでの作業になるので、かかとや足の裏全体にかなりの負担がかかります。
クロックスビストロの1番の特徴と言えるのがクッション性です。
足の裏全体をしっかりとさせてくれるのがこの独特なクッション。
一度履いたら他のものは履けません。
足の疲れを軽減してくれる優れもの。これがないともう働く気が起こりません。
業態によってはホールスタッフにもおすすめです。ホールスタッフも立ちっぱなしでの業務なので
見た目がOKなら履いた方が良いでしょう。
クロックスビストロとビストロプロの違い
クロックスビストロプロというモデルは、よりクッション性が高まったモデルです。
どのくらい差があるかというのは文字では表しづらいのですが、確かに違います。
ビストロプロは価格が少しだけ高いので「その差額分、クッション性が高まっている」と思ってください。
足の疲れが気になっている方はこちらのモデルの方がいいかもしれません。
見た目もオレンジでかっこいいですね。
ビストロプロにはかかとのバンドが調整できるという微妙なギアもありますが、はっきり言って重要ではありません。
というか、かかとのバンドを使っている人っていますか?僕は邪魔なので毎回すぐに外します。
軽い!快適!
クロックスを履いたことがある方なら一度は感じる「軽さ」
何より立ち仕事の味方です。疲れがかなり軽減されます。
もちろん、安価なコックシューズも軽量化されていると思いますが、クロックスには「軽やかさ」もありますので
クロックスビストロに軍配が上がります。
クロックスビストロの悪い点
靴底が剥がれる
靴底自体の耐久性はかなり高いのですが、「のり」の耐久性が伴っていなくて
長期間使用していると靴底全体が剥がれてきます。
上の写真は約7年使用したものです。結構長持ちしていますね。
以前のモデルでは2〜3年で剥がれていたように思いますが、それに比べると耐久性は上がったようですね。
ちなみに、靴用ボンドなどの接着剤で再固定してもうまくくっつきません。これにはクロックスの素材自体に原因があるように思いますので、アロンアルファでも持って3日です。
靴底が剥がれてきたら諦めて買い替えましょう。
蒸れる
これは構造上の問題で、水が外部から侵入しないようにクローズドになっているので
通気性が全くないことが原因です。
それに加えてクロックスの素材に吸湿性がないので「蒸れ」状態になるのです。
私は足が蒸れるとすごく疲れてしまう体質なので、自分で穴を開けることにしました。
参考にしたのは「クロックス スペシャリスト」です。
このモデルは医療機関などで使用することを想定しているものです。
こちらは初めから横穴が開いているのです。これを参考にしてこのように。
写真ご覧になるとわかると思うのですが、開けた穴の上に「でっぱり」があるので上方向から水の侵入はありません。
くつの上に水がかかったとしても中に入ってきません。
余程水びたしの厨房でなければ快適に働くことができると思います。
とにかく快適なクロックスビストロ:買ったらすぐに横穴を開けよう!
クロックスビストロはとにかく快適で仕事が楽になるシューズです。
買ったらまず横穴をサクッと開けて使いましょう。
その後の7年間は快適に過ごせますよ。
- 水に濡れた床でも絶対に滑らない
- 靴底の耐久性が高い
- 7年間使える!
- 横穴を開けられて蒸れ対策ができる
- 横穴からは滅多に水が入ってこない