_φ(・_・ もくじ
【初心者向け】カリッとジューシー からあげの調理法
揚げ物は「油」が調理してくれるので、温度管理+2つのポイントさえできたらeasy
- 衣(もしくは粉)をしっかりつける
- 油をしっかり切る
*温度管理は器具や設備にやってもらう
まず前提として、
油の温度を管理できる器具や設備が必要です。
- 油温計
- 温度調節機能付きコンロ
揚げ物はとにかく温度管理が最重要事項!
自力で温度を知る方法もありますが、ジャストの温度を維持するのは経験が必要です。
初心者はとにかく現在の正確な油温を知り、一定に保つことが大切です。なのでそれを器具に任せてしまいましょう。
こちらも参考にどうぞ
まずは失敗結果から見てみよう
だいたいこんな失敗しがち
- 油っぽくなった(べちゃっとなる)
- カリっと揚がらない
- ジューシーな仕上がりにならない
- 味のつけ方が分からない
よくある失敗例ですね。
結論で初めに書きましたが、揚げ物は所詮「油」がやってくれる調理で、
飲食店でもアルバイトスタッフが初めに覚えるセクションでもあり、
もともと失敗も少ないので料理する人が介入するポイントが少ない=失敗の少ない調理法です。
ですが、その少ないポイントをおろそかにしていると上記のような失敗につながってしまうのです。
逆に言えばその2つのポイントをきっちりやるだけで美味しい揚げ物が調理できるということです。
ここまでわかりましたか?
- 衣(もしくは粉)をしっかりつける
- 油をしっかり切る
*温度管理は器具や設備にやってもらう
失敗原因の解説
失敗結果を見て原因を探り、改善点を伝えていきます。
このやり方は料理だけでなく、勉強やスポーツ、楽器などにも応用できる方法です。
このサイトでは、答えをすぐに与えるレシピブログとは違い基礎技術の向上を目的としていますのでこのようは方式を採用しております。
めんどくさいかもしれませんが美味しい料理のためには理を料ることが大事です。
逆に言えば「理」なしには「料」れないのです。
では一つずつ解説していきます。
油っぽくなった
油っぽくなる原因は、出来上がった料理に(ここではからあげ)に油が残っている状態です。
ここで注意が必要なのは、素材である肉自体に油が入り込んでいるわけではなく、衣に残っているのです。
衣が油を抱えたまま食卓に行ってしまっているというわけですね。
油が多いとカロリーも増えますし胸焼けの原因にもなります。
料理が下手な飲食店の揚げ物で胸焼け〜なんてことは昔はよくあったものです。
ちなみに揚げ油の種類はなんでもいいです。今のところは。またどこかで解説します。
とりあえず基本技術を向上させていきましょう。
では次に衣の材料を見ていきましょう。
衣は基本的に水分と粉でできています。
水分+粉 (ex.酒や醤油、肉の持つ細胞液+小麦粉、片栗粉、米粉)
水と粉が混ざった状態のものが衣ですが、その割合で食感が変わってきます。またそれは別記事で解説することにします。
衣を高温の油の中で加熱すると、
水の部分は蒸発して衣から出ていき空洞になり、粉の部分は加熱されて固まります。
すると固くなったスポンジのようなものになります。それがサクッとした食感になっているんですね。
で、この失敗の原因は
せっかく空洞になったところに油が入ったままの状態ということですね。
ではどのように油を効果的に切るかですが、それには油というものの特性を知る必要があります。
油は熱いうちに切れ
油というものは、常温では少し粘性があり、温度が上がっていくに従ってサラサラした状態になっていきます。
揚げ油は高温ですのでサラサラした状態です。そこから温度が下がると粘度が上がってしまうので
温度が下がらないうちに(サラサラの状態のうちに)衣から引き離さなければいけません。