当時低温調理機が出始めたころ、僕はすぐに注目しました。
なぜなら、ずっとスチコンの導入をトライしていて何度も挫折していたからです。
スチコンは大きくて置き場所がまず問題であり、給水排水、排気、電源などの工事も付帯してきます。事実、置き場所がどうやっても確保できずにダウンサイズした新製品が出るたびメーカーに依頼して現場調査してもらっていましたが
結局スチコン導入には至りませんでした。
低温調理機の機能で十分です
そんな時、新星の如く現れた「家庭用低温調理機ANOVA」
とにかく飛びつきました。そこから3台使ってきた僕が
ANOVAを選択してはいけない理由をここに書き記します。
もちろん何度も使い倒しましたし、新しい料理もいっぱい作りました。今ではオペレーション内でもなくてはならないマシンになっているほどです。
ANOVAには感謝しています。他に選択肢がなかった時代に僕に光をもたらしてくれました。
ほぼワンオペの調理なので仕込みの作業軽減化はかなり効率UPになりました。
ですがマイナス面が目立つようになってきましたので、2020年現在にはライバル機種も多く存在するようになりましたのでANOVAを選ぶ理由も無くなってきました。ですがそれでもANOVAを使いたい人のために、苦言というか事実なんですが、ここに書いておきます。
前置きが長くなりましたが以下使用感などです。
参考になれば嬉しいです。
_φ(・_・ もくじ
ANOVAのここがダメ
温度計がバカになる時がある
ANOVAは摂氏と華氏を表示切り替えすることができますが、使用中に突然意味不明な数字を表示することがあります。
ソフトウエアのエラーだと思いますが、高価な食材を調理している時などは血圧が上がります。
電源OFFで正常に戻ります。yokattadesune.
温度計がさらにバカになる
表示には「現在の温度」と「目標温度」がありますが、さらにバカMAX状態のときは現在の温度表示が動作しません。
ヒーターは作動し続けているので水温はどんどん上がりますが、表示の現在温度は変わりませんので、「目標温度」に到達していても温度は上がり続け99度までいきます。
これによって何度も肉をダメにしました。致命的な欠陥です。
最初に購入したものがこの症状が出てきたので、新しいものを購入することになります。
コードの長さが違う
初号機と2号機は電源コードの長さが違いました。20cm。
まあこれは許容範囲なので。また、マイナーチェンジはよくあることなのでなんとも思いませんでした。
2号機も表示がバグる
閉口。
何やってんだか。
このくらいデバグしとけ。ちなみに買ったのは温度上昇が早い900wモデル。
このあと、仕込み方法や営業オペレーションが複雑になりもう1台追加購入することになります。
3号機。。勘弁してくれ
ANOVAからたまにセールスメールが来ていて、
母の日やブラックフライデー、独立記念日にはセールで安くなりますよ!というメールがやってきます。
セールだからと3号機を購入。2号機と同じく900wモデルです。
しかし、リンクされたサイトから購入したのに割引が適用されていないトラブルに。
グーグル翻訳でクレームメールを送りましたが、「ちゃんと読め」「無理です」みたいなお返事を頂戴しました。なかなか海外通販のハードルを感じましたね。
結局定価で購入。
なんと関税がかかった!
ANOVAは本家のサイトから購入するのが最安なので、初号機、2号機と公式サイトから購入しました。
もちろんAmazonでも出品している人がいますが、明らかに割高。
中国の倉庫から発送され到着を待ちます。
決済は購入時にクレジットカードで済ましていますので受け取りにはハンコだけで臨みましたがそうはいきませんでした。
配送の方に「関税がかかっていますのでお支払いお願いします」を言われ困惑。
結局6〜8000円を追加で支払い(正確な金額は忘却)、商品を受け取りました。
定価+関税で結構な出費!Amazonで買うのと変わらない。。。
2号機の時は関税は払わなかったので本当にハテナ????ですが。
なぜ関税がかかったのかは今でも闇の中です。
カタカタ音
日々、国内の素晴らしい製品に囲まれて生活していると
ポンコツ品の嫌なところがクローズアップされてきますね。
最下部にプロペラが付いていて、それがサーキュレーターしてくれるのですが
そのシャフトが真っ直ぐじゃないんですよ!
常にカタカタ何処かに当たっている音がします。
鶏むね肉など低温調理する時は約2時間くらいかけてやりますが、その間中ずっとカタカタなってやがってます。とても残念です。
発売から何年も経っているのにこのザマです。
国内にメーカーがあるところならクレーム言って交換対応してもらいますが、海外通販はそうはいきません。
結局、泣き寝入りするしかなかったのです。
ストレスだらけのANOVAを買うのはやめよう!
というわけで、数年前は選択肢がなかったので必然的によく売れている機種になっておりましたANOVAですが
その後ライバル機種も出揃ってきましたが、どれも中国産の(多分粗悪な)コピー商品でした。僕が頑なにANOVAを購入し続けていたのはそれが理由なんです。
今では多分業界シェアNO1の「BONIQ」はかつては中国産のクラファン商品だったと記憶していますが、実は日本初の専門ブランドなんです!
そして低価格を貫いています。
家庭用低温調理機は機構がシンプルなので安価に施作できるんですね。
次回の購入は迷わずBONIQに決まり!です。(壊れたら買う)
他にも色々なメーカーから出ていますが、ANOVAに追従して出てきた古参メーカーはやはりBONIQです。
色々な新機種や、便利なオプショングッズも多数あり魅力的ですね。
ちなみに貝印からも出ていますが、なんと専用シーラー付き!
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貝印のページを見に行くというわけでANOVAさんさようなら
海外メーカーなので故障対応はほぼ壊滅的なので、これからは国内メーカーのものを買います。
以上、絶対参考になる記事でした。
良い低温調理ライフを〜