数年前から爆発的に人気が出てきた「アヒージョ」
もう皆さん知っていますよね?お家でも簡単に作ることができてしかも美味しい!
手軽にできそうな「アヒージョの素」が売られていますが、もともと素材も調味料もシンプルな料理なのでわざわざ買う必要はありません。
シンプルな材料だけに、ポイントさえ押さえておけばいろいろなアレンジを楽しむことができます!
ポイントは塩と油です!
では解説に参りましょう!
_φ(・_・ もくじ
シンプルに理解するアヒージョの味付け方法
アヒージョは主に塩と油の料理です。それ以外の味を入れてもいいのですが基本は「塩味」です。
なので押さえるべきコツは、上手な塩の使い方をすればいいということになりますね。
塩と油以外の具材は何を使っても合いますからお好みでどうぞ。最後の方におすすめのレシピを掲載しておきますので参考にしてください。
まずはよくあるお悩みを挙げて、それに対する解決方法を解説していきます。
塩味がしない・塩味が薄い場合
よくある悩みといっても「塩味が薄い」or「塩味が濃い」のどちらかですよね。
まずは塩はいつ塩味に変わるのか考えてみましょう。これは他の料理にも応用できる基本的な考え方なので必ず押さえておきましょう。
「塩」が「塩味」に変わる時はいつ?
塩は小さな結晶です。
結晶のままだと固体なのです。
塩は溶ける前は塩味を発生させません。
味付けタイミングはここ!
使用する具材にあらかじめ塩味をつけておくというのが論理的かつ簡単です。
食材のもつ水分と結びつけておくわけですね。
例えばエビを使うなら、加熱前に塩を振って浸透させておく
きのこ類もあらかじめ塩を振っておくことが大切です(浸透圧で中の水分が出て味が濃くなります)
結局大切なのは塩をどのタイミングで使うかです。
塩は油に溶けない
油に塩は溶けません。
油には水分がないので、油に塩味はつきません。
アヒージョの味付けがうまくいかない場合、これを理解できていない場合がほとんどです。
油に塩は溶けませんが、香りをつけることは比較的簡単にできます。
油に味をつけよう
油に味をつけようとしても根本的にできません。
なので油の中に細かい「味」を点在させるようにすれば、味付き油の完成です。(厳密には味はついていませんが)
この考え方がアヒージョではとても有効です。
簡単な例は「ニンニクのみじん切り」です。
要はこのようにみじん切りの食材を使うことが有効なのです。
アヒージョにはニンニクが欠かせませんが、ニンニクの香りはちゃんと油に移っていますよね。
油に風味をつけてみよう
ニンニクだけだと単調でアレンジも面白くないでしょう。
ここでは油に風味をつけてアヒージョの美味しさを1ランクアップさせてみましょう!
アンチョビ
アンチョビはチューブ入りペーストが便利です。もともとペースト状なので油中に容易に広がります。
もちろん油もアンチョビオイルとなって美味しい風味がつきます。
魚介類はもちろん、根菜や鶏肉など
幅広く使うことができる優等生調味料です。
ジェノバペースト
バジルペーストも油に香りをつけるのにとても有効です。
油が緑色になり、バジルの風味が爽やかに広がります!味も万人が好むテイストですね。
エビとは好相性。エビの赤、バジルの緑で見た目にも美味しくできます。
おもてなしメニューとしても最適ですね。
アレンジ自由!おすすめアヒージョレシピ
もうあなたはアヒージョの味付けが怖くありませんよね?
あとはルールに則って自由にアレンジしてみてください!
エビのアヒージョ バジル風味
- エビ6
- ニンニク、鷹の爪適量
- 季節野菜(菜の花、ブロッコリー、キャベツなど)
- バジルペースト適量
【作り方】
- エビに塩を振って浸透させる
- みじん切りのニンニクと鷹の爪を弱火で加熱する
- ニンニクが7割火が通ったらエビを入れ中火に
- エビに火が入ったら下茹でした野菜を入れ
- バジルペーストを最後に入れ強火で温度を上げる
鶏肉と温泉卵のアヒージョ
- とりもも肉
- ニンニク、鷹の爪適量
- アンチョビペースト適量
- ジャガイモ(茹でておく)
- 温泉卵1個
【作り方】
- とりもも肉を一口大にカットし、塩を浸透させておく
- 茹でたじゃがいもにも少し塩しておく
- みじん切りのニンニクと鷹の爪、アンチョビペーストを弱火で加熱
- ニンニクに7割火が入ったらとりもも肉を入れ中火で加熱
- とりもも肉に火が通ったらじゃがいもを入れ強火で温度を上げる
- 温泉卵を割り入れ、粗挽きの黒胡椒をたっぷり挽く
カキと春菊のアヒージョ
- カキ6
- ニンニク、鷹の爪
- アンチョビペースト
- カブ、カブの葉、春菊
【作り方】
- カキを洗って水気をふき、塩を浸透させておく
- カブはサイコロ、カブの葉は小口切り、春菊は一口大にカット
- みじん切りのニンニク、鷹の爪、アンチョビペーストを弱火で加熱
- ニンニクに7割火が入ったらカキを入れ中火に
- カキは鍋の中でトングなどを用いて粗く崩しながら加熱する
- カキに火が通ったらカブとカブの葉を入れ強火で温度を上げる
- 食卓で春菊をどっさり乗せ、混ぜながら食べる
他の料理にも応用できる考え方なので覚えておいて損はないですね。
「塩を浸透させる」
これが塩味のもとなんですね。
今回も最後までお読みいただいてありがとうございました!